スタッフブログ

吉井建築

木の肌触りを確かめながら鉋(カンナ)を滑らせて行く木造伝統工法の

吉井栄治氏はこの道、55年以上の宮大工さんです。

40本以上の鉋を変えながら化粧仕上げを行い、大梁には桧の丸太を

一本使い、建物の荷重を整えているとの事

釘、金具は殆ど使わず臍(ほぞ)と臍穴で構造躯体を組上げて行く

楔(くさび)や鎹(かすがい)も使い、土壁には竹を編んで藁を混ぜた

土を丁寧に塗り込んで行く。格天井も手彫りの欄間も匠の技は見事です。

【土壁】                【格天井】

【欄間】

年内、愛知県小牧市内に45坪の伝統工法木造住宅が着工します。

ここでは全館空調が採用されますが、なぜ純和風住宅にエアコンでは

ダメなのか尋ねた。

木をふんだんに使った空間にエアコンの意匠では合わない・・その言葉が返って来た。