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光と影 森の北側

九州北部 標高1,200mの5月の山は新緑が眩しく、太陽のエネルギーをたくさん吸収する森林は生命の息吹を感じる。
しかし、山の北側ルートには陽の光を殆ど受けず、年中湿度が保たれた涼しい環境の中では苔が生し、倒木、岩や石の一面に緑のフエルトを敷いた様に見える。
スギゴケと共生する白く小さな花は、薔薇やチューリップの様な派手さは無く光の届かない場所で逞しく咲いている。

人間も産まれた場所、環境によって運命が決まると言っても言い過ぎではない。
どんな場所で産まれ育っても与えられた運命、人としての価値を全うしなければならない。

スギゴケと共生する白く小さな花

スギゴケと共生する白く小さな花

山の苔

山の苔