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言葉遣いと気遣いの美しさを感じて・・・

本社Sです。

私には、2009年の後半から運命的な出会いとも言えるTV番組が有ります。
福岡では毎週日曜日21時~に放送中の・・・
18世紀後半の朝鮮王朝番組『イ・サン』です。
内容は私が表現しますと、1日あっても足りませんので、とあるHPのコメントをお借りします。(下記です)

18世紀後半、朝鮮朝第22代王、正祖李序!500年王朝史で最も波乱万丈で最も屈曲した人生を生きた王。
最も開かれた考えを持って、最も民主的な方法ですべてを包容した賢君。その劇的な人生の待機と挫折、成功と悔恨、業績と無念な愛をドラマで構成する。
水原城で代表される優れた建築技術と、新しい文物の西学導入など朝鮮末期文化の精髄が、パク・チウォン、イ・イク、チョン・ヤギョン、キム・ホンド、シン・ユンボクなど、当代を輝かせた実存人物らの躍動的な行跡と共にドラマで華麗に紹介する。

監督はあの『大長今』のイ・ビョンフンで、演出も一流の構成です。

昨年は、この『イ・サン』の他に『龍馬伝』も放送され、日曜日は20時~22時は正座をして、TVの前に座っておりました。

双方のドラマにおける主人公の志や思想は、人それぞれの哲学も有りますのでこの場で、意見を述べる事は割愛させて頂きますが、何よりも私の心に残るのは登場人物の目上の人への『言葉遣い』そして上に立つ人の下の人や民を慈しむ『気遣い』でした。

特に、目上の人への言葉遣いは、ときに『美』を感じるくらい素晴らしいものがあり何かの意見や思いを述べるにしても「恐れながら一言申し上げても宜しいでしょうか」と確認した上で、意見を述べる姿勢と、そのタイミングに感動すら覚えました。

今の時代に、それを求める事は、いくら時代錯誤の私でも持っておりませんが少しは、その時代を知り、形あるものだけが『美』ではなく、内面から湧き出る『美』がどれだけ、素晴らしいものであるかを、今だからこそ、把握すべきではないかと強く感じています。

身が美しいと書いて『躾』・・・やはりその通りですね。

『イ・サン』も残り3話となり、寂しい気持ちも有りますが、我が家の経産省大臣に「DVD購入相談」を、恐れながら一言申し上げてみます。