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どん底に大地あり・・・

本社Sです。

タイトルの言葉は、私が好きな偉人である永井隆氏による自筆書の言葉です。

私はキリシタンではありませんが、彼の生きてきた足跡が好きで、以前は年に一度の割合で彼の代名詞とも言える『如己堂』を見に行っていました。今年は、1月初に行きました。

『如己堂』という名前の由来である『如己愛人』(己の如く隣人(人)を愛せよ』はとても心に響いた名言ですが、タイトルの『どん底に大地あり』も私にとっての名言であり、今まさに震災の件で、この2つの言葉が胸に強く去来しています。

仕事でも同じです、己の如く相手を思い・相手を信じる事・・・相手に己と同じ意見や行動を求める事ではなく、相手が相手らしく、いれるように常に大きな心で受け入れる事だと最近よく感じています、いや教えてもらっています。

自分にとって心地よい事ばかりを視覚や聴覚で感じ、満足な気持ちでいるのは偽りの安心であり本当の安心は相手から与えられるものでなく、自分がそれを受け入れるやさしさを持つ事だと思っています。

全ては、自分の心とどう向き合うべきかだと思っています。

写真は、永井氏が寄付で頂いた5万円を使い如己堂付近に植えた桜で『永井千本桜』です。
彼が自分の命と私欲を犠牲にしてまで、伝え残したかったもの・・・

それは、今まさに、この国に求められている事なんだと、思っています。