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一日 一譲(情)ですね・・・

本社sです。

私には、先日の永井隆氏と同じくらい好きな偉人として、キング牧師[マーティン・ルーサー・キング・ジュニア] がいます。
彼の短い人生での功績は、いまさら、ブログを通じて語る必要はないと考えますので割愛させて頂きますが、彼がとった勇気と愛に満ち溢れた考えや行動が好きで、中学生の頃から尊敬の象徴でした。

彼が残した多くの活動ばかりでなく、彼が残した数々の熱いコメントが大好きで、有名なのは「私には夢がある。いつの日か、私の幼い四人の子供たちが ・・・」かと思いますが、彼は奴隷解放だけに向けた言葉ではなく、人として常に心持ちを、どうすべきかの言葉も多く残しています。私が好きな言葉は下記です。

(どんな人でも)人のために何かをすることができます。

ただ、やさしい気持ちがあればいいのです。

愛の心があればいいのです。

とてもシンプルで簡単な言葉なのですが、私は、この言葉がとても大好きです。ここで彼が言うやさしい気持ちとは偽善めいたものでも、恩着せがましいものでもなく、人間が本来持つ単純な自己防衛の気持ちにおいて、その矛先を少しだけ、自分だけに向けるのではなく愛する人や大切な人だけでなく、周りの仲間にも向けてあげる事が出来ればそして、そういう気持ちを皆が持つ事が出来れば、皆平等でいられるという事を伝えたかったんだと思います。

現代は、どうしても自己防衛能力や願望が大きくなり過ぎて、自分を粗末にしたり犠牲にしたりしてまで、人を庇う事が少なくなりましたが、それでもキング牧師のような大きな心で目立たず、さりげない気遣いや相手を思いやる心を持たれた方がおられます。恐らく、こういう方の心遣いすら気付く事が出来ない方が多くなったのではないでしょうか?

よく薬やサプリメントで一日一錠と言いますが、私は敢えて、こういう心配りや思いやりに気付けない方達には・・・
一日一譲(情)って思って頂ければ、もっと素晴らしい人間関係が築けるのではないか?と思っています。

譲(相手に譲る・相手を立てる気持ち)、情(相手を思いやる、相手を助ける気持ち)・・・
この気持ちを一日に一度だけでも持つ事で、人知れず、人の為に我慢して自分の気持ちや感情を抑えて頑張っている人にとっては、心の癒しとなりこれが、その方達の心をケアする『一日一錠』になるんではないかと考えています。

会社でも簡単な事、特に電話対応は、皆さん、何故か率先して対応する事に不精になりがちで、理由は社員教育の為なのか、プライドによるものなか、はたまた初めから対応する行為自体が脳内に無いのか・・・
私にも分かりませんが、仮に、一日一譲(情)の気持ちで、たった1度だけでも電話対応をする事で日々、このような対応に追われ、疲れている方の負担が軽減されるのではないでしょうか?
仮に、社員が多ければ多いほど、その軽減の効果は大きいかと考えています。

「貴方がたった1日1度だけ、手を止めて電話を取る事と、いつも皆の為に自分の仕事を止めてまで電話対応をされている方の負担が軽くなる事は、比べる必要がありますか?」・・・

キング牧師なら、こう耳元で語るかも知れませんね。