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誠意(夢)ある示唆と暗示・・・

本社Sです。(大変、ご無沙汰しております)

土曜日に連休で鈍った頭を覚醒させるべく、たまに行っているマジックショップに行き、そこで披露されるマジックを拝見させて頂き期待以上に頭を覚醒させる事が出来ました。
余談ですが、良くTVでお皿の上にコップを置き、コップの上からコインを貫通させてお皿に移動させるマジックのタネを見抜く事が出来た事も、大きな収穫でした。(以外にお粗末でした)

私は、小学生の頃からマジックに興味を持っており、逆にMrマリックが流行った時には、見せ方もあるんでしょうがあまり興味を示さなかったのですが、数年前にあるマジシャンをTVで拝見し、心に秘めていたマジックへの思いを、一気に再燃させてもらいました。

その方の名前は『前田智洋さん』でした。
前田氏が披露される『クロースアップ・マジック ※以下CUM』は、言うまでもなく超一流のテクニックと驚きの連続でしたが一番、虜になったのは、『CUM』ならではの、客との近距離と言う危険な状態を逆手にとって、ネタや仕込みを一切感じさせず、しかもそのマジックの顛末も明言せず実演を行い、結果、目の前で起こった現象で見る者を驚愕させるいわば接し方のテクニックに長けたマジシャンで、その会話やジェスチャーや、さりげない心配り・・・その全てがマジック成功の仕込みとなっており、まさに見る側は、『示唆と暗示』の罠にかかってしまい、タネ明かしという言葉すら思いつかない状態になっていました。(※前田氏の事はネットで沢山検索出来ます)

『示唆と暗示』あまりいい印象は無いのですが、このテクニックは本当に大切で繊細なものなんだと彼のマジックを拝見させて頂き、いつも感心しておりました。
当社独自のバイブルにも、この『示唆と暗示』があり、こう述べております。

『示唆』 それとなく気付かせること。
『暗示』 それと直接には言わず、相手をその気持ちにさせること。

改めて、当社のバイブルに書かれている内容は、まさにその通りであると手前味噌では有りますが、感心しております。

仕事上、いろいろなお客様へ自社製品の紹介や新しいシステムのご提案を差し上げる事が多く有りますが、どうしても成就しなかった場合は、製品やシステムコンセプト及び自分以外の誰(何)かのせいにしてしまう事が有りますが本来は、前田氏のマジックのように、『誠意(夢)ある示唆と暗示』を、上手く使う事が出来れば、同じ製品やシステムをご紹介させて頂いたとしても、お相手が受ける印象は全く、異質のものになるではないかと感じています。

前田氏が魅せるテクニック、会話、ジェスチャーを見習い、今後のお客様との接触させて頂く際は、この事を十分に念頭に置いて『誠意(夢)ある示唆と暗示』を、お客様に感じて頂き、少しでも当社をご採用頂けるきかっけに出来るよう万事において、技を磨かねばと夜中にトランプ片手に思っています。

マジックでも、仕事でも、お相手を、いい意味で驚かせ、強い感心を持って頂き、喜んで頂けるかなんですね。

現在、お札にボールペンを貫通させるマジックの技を鍛錬していますが、結構、苦戦しています。