スタッフブログ

本当のプライド・・・

本社Sです。

明日から南九州に行き、熱い心を持たれたお客様との時間を楽しみにしております。

最近好きなTV番組でタカトシの『ほこたて』が有ります。
全国の企業における自慢の製品のメリットや特徴を考えた時に、思わず生じる矛盾を実際に検証して確かめるという番組ですが、例えば、絶対に穴が開かない鉄板と、どんな物にも穴を開けるキリでは、どちらが勝つのだろう?といった検証を、様々な角度から検証しています。

私が一番好きな所は、その矛盾への結果もさることながら、全国の企業における開発者の自社製品への強い思いと、誇りを持たれている心持ちを拝見させて頂ける事です。

しかし、それよりもっと見ていて感動する事は、他に有ります・・・

当然、対決する以上は敗者になる製品(企業)が出るわけですが、対決に負けた後の、開発者が勝者企業の開発者に素直に敗北を認め、「勉強になりました、ありがとうございます」と、礼を述べている姿こそ、この番組の一番美しいシーンだと感じています。
対決前は、負けを全否定する怪気炎を述べており、それだけ自社製品に強い誇りを持たれている事も凄く素晴らしい事です、それゆえに、恥ずかしい気持ちもあると思いますが、潔く敗北を認める姿は、本当に美しく目に映ります。

私も剣道を嗜んだ時期があり、柔道もそうですが、一番心が洗われる瞬間は、試合の後に勝者敗者関係なく、相手に一礼する礼節を重んじた姿を見た時です。
なによりも、敗者は悔しくてプライドをヘシ折られた気持ちになるんでしょうが、やはり本当の意味でプライドを大切にするのであれば、今回の負けを素直に認め、また力を付けて試合をしてもらうという胸に秘めた思いを形にする為にも、潔く負けを認める事こそが、真の意味で、自分のプライドを大切にしてる方の言動であると、最近よく感じる事が有ります。

仕事でもそうですが、己の勉強不足や知識不足や判断能力不足を分かっていても、相手へ素直に気持ちを表す事さえせず、何もなかったかのように振舞う人間が多くなったように感じます。そうする事がプライドを保った事になると思っておられるようですが、それは全くの勘違いで単に、自分が気まずい事から、逃げているだけの価値のないプライドを大切にして無断な時間を過ごしているだけなんだと、最近よく感じています。

礼節を重んじる事だけは、これからも忘れたくないものですね・・・

あっ!忘れていましたが、鉄板とキリの対決は鉄板が勝者でした。
どちらの企業も、素晴らしい製品だと強く感心させて頂きました。