秋の宮地嶽神社山頂に向かう途中に、生い茂る広葉樹のトンネル、竹林の自然道を抜ければ標高200m強、全行2.5Kmの山頂にでる。
大雨と強風で土砂が流され露わになったドングリの木の根が地を這っている。
たくさんの触手を伸ばして大地の養分を吸い上げる根はまさしく血管のようだ。
この血管は縦横無尽に枝分かれして母体を支え、山の崩落を守っている。
更に情報伝播の役割を持っているのなら、人や生き物を察知して山の森全体にその存在を伝えてるかもしれない。
国土が開発され人の為に山が無くなっていく姿を見れば鬱屈した気分になる。