開発のY-Sです。 気温29℃ 今日は、山口県にある農林技術センターへ地熱空調を利用した農業試験場の、イチゴ栽培、トマト栽培等の発育に地熱がどのような効果を与えているか見学に行って来ました。 ビニールハウスでの菜園は温度管理がとても大変で、コストも掛かることからライニングコストをいかに抑えるかが研究課題になっているとの事です。 このセンターでは2年前に地熱空調を導入して、イチゴの苗に局所冷却を行い、花芽分化促進処理栽培を行なっていました。 イチゴはとてもデリケートで夏秋の収穫が不安定になっている事を解消し、高収益栽培を可能にした安定収穫を狙っていました。 また、この設備を入れて化石燃料の削減を15%削減を目標としており、地中温暖化にも貢献しているとの事でした。
山陽自動車道 山口インター下りて車で5分
センターには緑のカーテン(ゴーヤ)が有りました。
ビニールハウスのイチゴ苗の栽培です。
ハウスの横には地熱を取るパイプが4本並んでおり、ここから大地の風を吸い上げます。
これは、大地からの風を14℃の地下水コイルでさらに冷却効果を高める設備です。
上下2段に並んだ地下水コイルからイチゴ苗に風を送ります。
写真の左下にグリ石を敷いていますが、この下にダクトが有り地熱で苗に涼しい空気を当てます。
ここは隣のハウスでトマト栽培を行っていました。地熱空調の冷却でハウスの温度を調整しています。
最後は美味しそうなトマトです。 地熱の効果で新鮮な果物、野菜がいつでも市場に出てくることが近い将来実現すると事と実感した一日でした。センター関係者の皆さん親切な説明を有難うございました。